内向型・外向型の生みの親 ユングのタイプ論をイージー解説

ユングの性格タイプ論
リーダー

ユングって知ってる?

助手

それぐらい知ってるわよ。 内向型と外向型の人でしょ?

リーダー

ん~、(説明雑だな)まあ知ってるってことでいっか。 今回はそんなユングの性格タイプ論をイージーモードで やさしく解説してくよ!


管理人

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目次

ユングってどんな人?

私たちが普段使っている「内向型」「外向型」という言葉。

この内向型と外向型という言葉と概念をはじめて公表したのが

スイスの精神科医・心理学者のカール・グスタフ・ユングです。

ユングは 性格タイプ論の書かれた『心理学的類型』 を1921年に出版しました。

なんと100年以上前の話しです!

ユングのタイプ論をそのまま引用すると やたら難しい言葉ばかりなので(100年前の本ですしね!)

この記事では「現代の言葉」に翻訳してタイプ論とは何かをカンタンにやさしく、イージーモードでお伝えします!

ユングが考えた内向型と外向型は、

単純に「人付き合いが苦手な人」と「社交的な人」を分けるものではありませんでした。

最大のポイントは、「その人の心が 内と外のどちらに向かいやすいか」という違いです。

ユングが考えた「内向型」と「外向型」とは

ユングは、人の心の向かい方には大きく分けて「内向」と「外向」という2つの傾向があるよな、と考えました。

リーダー

あるよなwww

助手

それな(笑)

簡単に言えば、

自分の内面に意識が向きやすいのが「内向」

自分の外側にある人や出来事に意識が向きやすいのが「外向」

現在では「内向型はおとなしい」とか、

または「外向型は社交的」とか、

そんなイメージを持たれがちですが、ユングの考え方はもうちょっと広いものです。

カール・ユングの内向型の定義2hc風

内向型は自分の内面を重視

ユング的な内向型は、考えや感情だったり、自分の内面を重視する傾向があります。

何かが起きたとき、すぐに周囲に反応するよりも 一度自分の中で考えてから判断しやすいです。

例えば、友達から旅行に誘われたとき・・・

「みんなが行くなら自分も行こうかな」と考えるよりも、

「この旅行は本当に行きたいと思えるほどのものかな?」自分の気持ちを確かめるような感じです。

もちろん、内向型だからと言って 必ずこう考えるわけじゃありません!

肝心なのは 周りの状況だけじゃなくて、「自分がどう感じるか」「どう考えるか?」を重視しやすいところです。

外向型は外の世界(周り)との関わり重視

一方、外向型は 人や物、出来事など、自分の外の世界へ関心が向きやすいです。

周りの状況を見ながら行動したり、人と関わったり 経験したことで考えを深めていきます。

例えば、新しい仕事を任されたとき、まず自分の中でじっくり考えるよりも・・・

「とりあえずやってみっか!」

「ま、とりま誰かに相談だ!」

とすぐに行動に出やすいです。

あれこれ考えるより先に動く!

外向型という言葉から「明るくて話好きな人」をイメージするかもですが、それだけでは外向型かは分かりません。

ユング的には 心の関心が自分の外へ向きやすいかどうかが判断のカギです!

ユングの内向型と外向型の違い

内向型と外向型の違いを語るとき、

「話すのが好きか」
「友達が多いか」

みたいな表面だけを見ると、なかなか当たりません。

ユングの考え方をマスターするには、「その人の心が内と外のどっちに向きやすいか?」という視点が大事です。

心の関心が「内」と「外」のどちらに向きやすいか

ユング的な 内向型と外向型の大きな違いは、

心の関心が内と外のどっちに向かいやすいか? にあります。

内向型は 自分の考えや感情など「内面の世界」を重視。

外向型は 人や出来事、周りの環境とか「外の世界」を重視。

だから同じ状況でも、どこに注目するかが違うんですね!

これは どっちが優れた性格か、という話では全然ありません。

自分の内面重視か、

周りのもの(社会)重視か、

という違いです。

同じ出来事でも内向型と外向型では受け止め方が違う

例えば、会社で新しいプロジェクトが始まったとします。

リーダー

さぁ、新しいプロジェクト始めました!

助手

「冷やし中華はじめました」 的なノリね!

内向型はまず

「自分は何をしよう」
「これって問題ないの?」

と、頭の中で考えを整理するかもしれません。いや、するでしょう!

一方、外向型は

「とにかく話そうぜ!」
「やりながら考えるからさ!」

と、周りの人との関わりから答えを見つけようとするかもしれません。 ええ、きっとそうです!

この違いを知らないと、お互いに

「なんですぐ動かないんだ?」

「なぜに考える前に動く?」

と、冷ややかな目を向けあうことになります。

しかし、どちらかが間違っているわけじゃなく、物事への向き合い方が違うだけなのです!

内向型と外向型の違い

ユングのタイプ論は内向型・外向型だけではない

ユングの性格タイプ論

ユングのタイプ論というと、内向型と外向型だけが注目されがちです。

でもユングは 人の心理的な違いをもっと細かく見ていました!

それは「内向・外向」という2つの態度に加えて、

「思考・感情・感覚・直観」という 4つの心の動き(心理機能)についても考えました!

まずは「内向・外向」という2つの態度

ユングは、心がどの方向へ向かいやすいかという違いを

「内向」と「外向」という2つの態度から捉えました。

ただし! これは人の性格を単純に2種類に分けたものではありません。

同じ人でも 一人で考えるときは内向的になり、はたまた仕事で人と関わるときは外向的になることもあります。

内向型と外向型のどちらかしかない、ということじゃありません!

人は場面によって 内向型にも外向型にもチェンジする事があります。

リーダー

デリヘルって知ってる?気に入らない相手が来たら「チェンジ!」って言って 追い返すルールがあるんだけどさー・・・

助手

デリカシーが無いこいつをキルしたい。 ・・・デリキル?

「思考・感情・感覚・直観」という4つの心理機能

ユングは、人が物事を理解したり判断したりするときの心の働きとして、

「思考・感情・感覚・直観」

という4つの心理機能を示しました!

4つの心理機能

「思考」は論理や理由をもとに考える

「感情」は自分にとって価値があるかを判断する

「感覚」は実際に見たり聞いたりした情報を捉える

「直観」は目の前の情報から可能性や意味を捉える

ユングのタイプ論は、「内向型か外向型か」だけで人の性格を説明してはいません、決して!

4つの心の働きも含めて 人の性格の違いを表しました。

「内向型=人付き合いが苦手」はユング本来の意味とは異なる

「内向型」と聞くと、人付き合いが苦手で、おとなしい人をイメージするかもしれませんね。

しかし、「人付き合いが苦手だから内向型」と単純に判断しちゃうのは、ユング的考え方とは少し違います!

内向型か外向型かを考察するとき、見た感じの特徴だけで判断しないことです。

社交的な内向型って ホントにいる

内向型でも、人と話すことが得意だったり、仕事で積極的にコミュニケーションを取ったりする人がいます。

人前で話せるからといって、必ずしも外向型とは限りませんよ!

人と楽しく過ごしたあとに、一人の時間を必要とする人もいます。

つまり、「社交性」と「内向・外向」は必ずしもイコールにはならないんですね!

パッと見た感じ社交的に見える人でも、素の自分の時に 内面を重視するなら内向型と言えます。

静かな人が必ずしも内向型とは限らない

反対に 静かで大人しい人が内向型とも限りません。

初対面では緊張して話せない人や、人前で話すことに慣れていない外向型もいます!

(ちょっと想像しづらいでしょうけど)

また職場では静かでも、親しい友人と一緒なら積極的に話す人もいます。

場面によって人の行動は変わるんで、よくしゃべるかどうかとか、友達が多いかどうかだけでは内向型・外向型を判断するのは難しいです!

「この人は静かだから内向型」じゃなく、

その人が「素の自分のとき」にどう過ごしているかを見る必要があります!

人は内向型と外向型にはっきり分けられる?

残念! 人の性格は複雑です。

すべての人を「完全な内向型」と「完全な外向型」の2種類に きれいに分けられはしません。

性格は内向型・外向型の2極化ではなく連続体

誰もが内向的な面と外向的な面を持っている

普段は一人で過ごすことが好きでも、好きな話しになると前のめりに人とおしゃべりする人もいます。

その反対に 仕事中は多くの人と積極的に関わる人でも、休みの日には静かに一人でボーッと過ごしたい人もなかにはいるのです。

助手

ボー・・・

リーダー

仕事中はシャキっとしろ!

(というか、バリバリの外向型に見える人が「じつは私、内向型なんです」とカミングアウトしてきたりする)

人は状況によって 内向的な面と外向的な面の 両方を持っています!

だから「自分は内向型だから外向的に振る舞うのはムリ」と考える必要はまったくありません。

でもムリに社交的を演じるのは疲れるだけなので、ムリはダメです。

内向型・外向型はこういう性格だ! という考えに とらわれる事はないってことですね!

自分がどちらに近いかは普段の心の向き方から考える

自分が内向型と外向型のどっちかを考えるなら、普段どこに意識が向きやすいかを振り返ってみましょう!

何かを決めるとき、自分の考えをじっくり整理してから動きたいのか?

それとも 人と話したり、実際に行動しながら考えたいのか?

もちろん、これだけで正確にタイプを判断できるわけではないんですが・・・

それでも、自分が普段から どう物事と向き合っているか?を知ることで自分の性格を理解することができます!

ユングのタイプ論とMBTI・16タイプ診断の関係

内向型・外向型について調べていると、MBTI16タイプ性格診断との関わりが気になりますよね!

実際、MBTIはユングの心理学的タイプ論をもとに開発されたものです。

ただし ユングのタイプ論と、今の性格診断はまったく同じではありません。

まったく同じだと たんなるパクリですしね!

オリジナルティを演出(?)するために色々と改良されています。(と言うと聞こえが悪い(笑))

助手

性格診断はユングのパクリかー

リーダー

シーっ! 怒られるぞwww

MBTIはユングのタイプ論から影響を受けて発展した

MBTIは、キャサリン・クック・ブリッグスとイザベル・ブリッグス・マイヤーズ(母と娘)によって開発されました。

MBTI(Myers-Briggs Type Indicator「マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標」)

もしもこのネーミングのノリで開発者が日本人だったら、小篠 =順子・人格指標 みたいな名称になりそうですね!

助手

あー、コシノ ジュンコね! 服のブランドの人じゃん

リーダー

話しが脱線してるぞ、おいwww

2人とも心理学研究者で、親子ながら「MBTIの共同開発者」という関係です。

親子で開発っていうのも なんか微笑ましいですね。

その性格診断の元となっているのが、ユングのタイプ論です。(ユングが元祖!)

MBTIで使われる「E(外向)」と「I(内向)」も、ようするにユングが元です。

I = Introversion(イントロバージョン):内向
E = Extraversion(エクストラバージョン):外向

100年以上前にユングが提唱した性格タイプ論を、

心理学者たちが長~い年月をかけて 各々が少しづつ検証して、実証してきた。

で、間違いがあんまりないから 概念はほぼそのまま今も残って使われてる、って感じですね!

ユングすごい!

ユングのタイプ論と現在の性格診断は同じものではない

今 ネットやSNSで流行りの「16タイプ性格診断」は ユングのタイプ論とはまた別物です。

ユングのタイプ論を参考にしながら、その後さまざまな考え方や性格分類が発展してきました。

その中でもMBTIと、ビッグファイブ性格判断のいいとこどりをして作られたのが ネットの無料の「16タイプ性格診断」サイトです。

MBTIは「公式MBTI」という名前が付いていて、有料です。(1万6千円くらい)

なので、ユングの内向型と、「MBTI、16タイプ性格診断」のI型(内向型)はまったく同じではないです!

ユングの考え方を自分の性格理解に役立てよう

ユングの内向型・外向型という考え方は、人を2つのタイプに分けることだけではありません。

自分や他人の性格を深く知る一つのキッカケです。

実際は 人の性格は複雑なので 内向型・外向型に分けるだけでは その人のことはまだよく分かってないと言えます。

内向型・外向型を優劣ではなく自分の傾向として捉える

内向型と外向型に、どっちが優れているというようなことはありません。

内向型には、自分の内面をじっくり見つめながら深く考えられる強みがあります。

一方、外向型には 周りの人や環境と積極的に関わりながら物事を進められる強みがあります。

大切なのは 自分に無いものに憧れるのではなく、自分の性格の傾向をよく理解してそれを活かすことです。

「もっと社交的にならなければ」
「一人でいるのは良くない」

という考えを今まで持っていたとしても、

内向型という自分の性格傾向を知ることで 自分らしい生き方を考え直すことができます!

自分の傾向を知れば人間関係や生き方が変わる

内向型と外向型の違いを知れば 人間関係にもすごく役立ちます。

例えば、自分は一人で考えてから意見を伝えたいのに、相手は話しながら考えたいタイプかもしれません。

その違いを知らないと

「いつも急かされる!」

「こいつは反応が遅い!」

とお互いに嫌気が差します。

でも「あいつとは考え方や心の向き方が違うもんな」と分かれば、相手への見方も変わってきます。

ただ ユングの内向型と外向型は、人を決めつけるためのラベルではありません。

それよりも

  • 自分がどんな環境なら心地よく過ごせるか?
  • なぜ自分と他人で考え方がこうも違うのか?

を理解するための手がかりになります。

自分の性格傾向が分かれば、自分に合った仕事環境や、人間関係が分かるでしょう!


今回は以上です!

ここまで読んでもらって ありがとうございます!

この記事で ユングについてのあなたの疑問や知識欲が解消されていれば幸いです。

それでは また次の記事でお会いしましょう!

管理人 リュー

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